岡田修

「カルチャーを継承しつつ、それに加えて自分の色を」

熊本ヴォルターズはコーチングスタッフの体制変更を発表した。

これにより、7月にアシスタントコーチに就任した岡田修がヘッドコーチに昇格し、昨シーズンから指揮を務めたネナド・ヴチニッチヘッドコーチはアドバイザリーコーチになることとなった。

新型コロナウイルスの影響による入国制限が続く中、ヴチニッチの入国に向けて調整を続けていたが、予定していた入国予定期日を過ぎ、現在も入国制限やビザ発給停止の影響により入国できない状況が続いているという。

入国はできていないもののオンラインを通じて開幕に向けた準備を行っていたが、ヘッドコーチとしての活動開始が開幕戦よりも後となり、シーズン途中での指揮官交代による現場での混乱が懸念されたことから、今回の決断に至ったとクラブは説明している。

新ヘッドコーチに就任した岡田はこれまで龍谷大学や岩手ビッグブルズ、東京サンレーヴスでヘッドコーチを務めた経験を持つ。昨シーズンはシーズン途中から山形ワイヴァンズでアシスタントコーチを務めた。

岡田ヘッドコーチはクラブを通して次のコメントを発表している。「ネナド前ヘッドコーチが築いてこられたカルチャーを継承しつつ、それに加えて自分の色を新たに出していき、チーム一丸となって『B1昇格』を目指します。かつて経験したことがない状況の中、このタイミングでのヘッドコーチ就任という責任のあるお仕事を引き受けることは正直迷いましたが、西井GMと本音の対話を重ね、又ネナド前ヘッドコーチの後押しを受け、自分の中で覚悟を決めることが出来ました。私自身リーグで一番若いヘッドコーチとなり、今季は選手も若い選手が多いので、自分も含めチーム全員で成長していきたいと思っています。そして、逆にその若さを武器にして、アグレッシブにどんどん挑戦していきたいと思います。謙虚と感謝の気持ちを忘れずに、チームの為に全身全霊を尽くします。熊本ヴォルターズのファン、ブースターの皆様、共に『B1昇格』を目指して頑張りましょう!」

アドバイザリーコーチに就任したヴチニッチも次のコメントを発表している。「このような状況の中、私も全ての練習やゲームの映像を観て、毎日チームとコミュニケーションを取ってきました。しかしながら、この状況はチームにとって決して有益とは言えず、社長/GMと相談の上、今シーズンは岡田修アシスタントコーチがヘッドコーチとして指揮を執り、私がアドバイザリーコーチになることがチームにとって一番の解決策だと考えました。今シーズン、ヴォルターズは今まで以上にきっと良い戦績を収めると信じています。これまで同様、どうぞ厚いサポートをよろしくお願いします」