アンソニー・デイビス

レブロン「単なる1勝ではない」

プレーオフファーストラウンド、レイカーズvsトレイルブレイザーズ第5戦。最終クォーター中盤に同点に追いつかれるも、逆転を許さずアンソニー・デイビスの連続得点で突き放したレイカーズが131-122で勝利し、カンファレンスセミファイナルへ駒を進めた。

デイミアン・リラードがケガのため『バブル』を去り、ザック・コリンズも左足首の炎症で出場できず、ブレイザーズは苦戦が予想された。それでもCJ・マッカラムとカーメロ・アンソニーが得点を量産し、前半を68-68の同点で終えた。

その後ハッサン・ホワイトサイドとカーメロがファウルトラブルに陥り、デイビスとレブロン・ジェームズを止められずリードを許したが、レイカーズがセカンドユニットを起用する時間帯に追撃し、最終クォーター開始5分で同点に追いついた。

だが、ブレイザーズの反撃もここまでだった。レイカーズのシュートが決まらずに助けられていたものの、ダブルチームを仕掛けることでズレが生まれ、ディフェンスで常に後手を踏んでいた。さらに3選手のプレータイムが40分を超えるなど、この終盤でガス欠に陥った。その後、レブロンがズレを生み、デイビスが11連続得点を挙げるなど、勝負どころでベストパフォーマンスを見せたレイカーズが勝利を収めた。

レブロンはデイビスの43得点に次ぐ36得点を挙げ、10リバウンド10アシストを記録し、トリプルダブルを達成した。レブロンはブレイザーズに敬意を表しつつ、「ファーストラウンドを突破した単なる1勝ではない」と振り返った。

「シリーズを通して我々は良くなっていった。サンズのようにバブルで最高のバスケットをしているブレイザーズが相手だということは分かっていた。だから、試合やシリーズが進むたびに良くなっていこうと努力したんだ。そして、それができたと信じている」

カンファレンスセミファイナルではロケッツとサンダーの勝者と対戦する。