ダニー・グリーン

シュートタッチが戻らなくてもディフェンスに集中

西カンファレンス1位のレイカーズは、プレーオフ・ファーストラウンドでプレーインを制して勝ち上がってきたトレイルブレイザーズと対戦する。

レブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビスが中心のオフェンスはリーグトップクラスだが、『バブル』でのシーディングゲームで波に乗れなかった選手がいる。その選手とは3ポイントシュートが持ち味のダニー・グリーンだ。ここ8試合での3ポイントシュート成功率は25%と本来のプレーができていない。

スランプについて聞かれたグリーンは「シューターには起こること」と淡々と語ったが、「前向きに考えている」と続けた。「自信は失っていないし、シュートも躊躇わずに打つ。今は状態が良くて、普段の自分に戻ってきている感覚がある」

仮にシュートタッチがすぐに戻らなくても、グリーンは評価の高いディフェンスに集中するとも話した。「今は何よりもディフェンスを意識している。誰と対峙しても抑えるのは簡単ではないからね。ウチのオフェンスはリーグベストだから、イージーなショットを打つ機会も出てくるだろし、何も心配していないよ」

同じく守備の評価が高いエイブリー・ブラッドリーは『バブル』参加を見送り、ラジョン・ロンドの復帰時期も未定のため、勢いに乗るブレイザーズとのシリーズではグリーンのディフェンスが鍵を握る。

グリーンのシュートスランプはラプターズに所属した昨シーズンのプレーオフでも見られたが、勝ち上がるごとに本来のリズムを取り戻していた。『バブル』でのファーストラウンドでは、リーグ屈指のディフェンダーとして知られるグリーンのプレーに注目だ。