ザイオン・ウイリアムソン

『緊急の家族の健康問題』で家族のもとへ

ザイオン・ウイリアムソンが『緊急の家族の健康問題』を理由にチームを離れた。ペリカンズはザイオンがシーズン再開に向けてチームに再び合流するつもりであること、家族と一緒にいる彼の決断を尊重することを発表するとともに、「ザイオンの家族に敬意を表して」という理由で詳細は明かしていない。

シーズン再開に向けて、ザイオンは「全員が健康であれば、僕らは特別なチームになれる」と語っていた。この1年間ケガに苦しめられた自分自身を含むチームのコンディションについて言及したものだが、思わぬ健康問題で戦線離脱を強いられることになった。

ペリカンズは28勝36敗で西カンファレンスの10位につけており、プレーオフ進出にはザイオンの力が不可欠だ。開幕からケガで出場できず、シーズン中盤から19試合に出場したのみのザイオンだが、23.6得点、6.8リバウンド、2.2アシストという数字以上のインパクトを残している。

そんな『モンスタールーキー』も、バスケットボールを離れれば20歳の若者だ。ドラフト全体1位指名を受けた際のインタビューでは大粒の涙を流し、「僕がここにいられるのは母のおかげ。母はいつだって家族のためにそばにいてくれた」と語っている。

新型コロナウイルスの感染を防止するための隔離エリア『バブル』から出たため、ザイオンがチームに戻るには再びPCR検査を受け、何日か隔離されることになる。7月31日、ジャズとのリーグ再開にザイオンの復帰が間に合わないようだと、ペリカンズにとっては大きな戦力ダウンが避けられない。