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ケイシー「バブルに行くよりもミニキャンプを希望する」

『ESPN』によると、NBAはオーランドでのシーズン再開に参加できなかった8チームをシカゴに集め、トレーニングキャンプと試合を9月までに開催することを検討しているという。オーランドでのプレーオフ争いに参加できないチームは、キャバリアーズ、ホークス、ピストンズ、ニックス、ブルズ、ホーネッツ、ウォリアーズ、ティンバーウルブズの8チーム。リーグと選手会がシーズン再開に合意してから、一部のチームから合同練習の開催に関心が寄せられていた。上記8チームの選手は2020-21シーズンが仮に12月から始まるとすれば9カ月以上試合から離れることになる。

ウォリアーズのボブ・マイヤーズGMはこの件に関してチームとしての見解を述べた。「我々としては『何ができるのか知らせてくれ』という立場だ。情報がなければ多くの選手を参加させられるか言うことはできない。メリットがあれば参加させるが、なければやれることをする。重要なのは健康と安全のバランスを取ることだ。チームとしては課題をどれだけクリアできるかが優先される」

ピストンズのヘッドコーチ、ドウェイン・ケイシーは8チームのコーチで非公式で投票を行い大多数がシカゴでのキャンプではなく、個別のミニキャンプ開催を望んでいた。

「バブルに行くよりもミニキャンプを希望する。オーランドにいるチームと違って我々は同じ目標のためにプレーするわけではない。ミニキャンプをするのは、チームの一体感や団結心を育て、選手のレベルアップを図り、試合を楽しむためだ。それぞれの地元であれば安全にキャンプができる。3月11日から12月まで選手を休ませるわけにはいかない。彼らのキャリアに傷がつくからね。休みとしては長過ぎる」

8チームによるシカゴでのキャンプ開催案の実現には選手会の許可が必要で、選手の参加は強制ではないという。ウォリアーズのステフィン・カリーやクレイ・トンプソンなどケガ明けの選手やピストンズのブレイク・グリフィンなどのベテランは参加を見送ると予想される。『Cleveland.com』によるとキャバリアーズのあるベテラン選手は「開催案が許可されても多分参加しない。ベテランの多くは参加しないだろう」と話した。

ホークスのトレイ・ヤングはTwitterで「ただバスケットボールがしたいんだ」とツイート。ボビー・ポーティスは肩眉を上げた絵文字のみをツイートするなど、シカゴでのキャンプ開催案について選手もソーシャルメディアを通じて様々な反応をしている。