ドラガン・ベンダー

10日間契約で平均9.0得点、潜在能力をアピール

NBAの2019-20シーズン再開プランから外されたウォリアーズは、すでに新シーズンに向けたチーム編成に乗り出している。

『Yahoo Sports』によれば、最初の補強候補として検討されているのはドラガン・ベンダーだ。15歳でプロデビューを果たし、イスラエルの強豪マッカビ・テルアビブでプレーしたベンダーは、2016年のドラフト全体4位でサンズから指名されてNBAへ。だが、3年目まで過ごしたサンズで結果を残せず、心機一転を図って移籍したバックスでも定位置をつかめなかった。

それでも契約を解除された後にベンダーはウォリアーズと10日間契約を結び、2月下旬からの9試合で平均9.0得点、5.9リバウンド、2.1アシストというスタッツを残した。急なチーム合流となったが、新型コロナウイルスの影響でシーズンが中断する前にアピールに成功。正式契約を結んでチーム戦術によりフィットすれば、スタッツはここから大幅に伸びるはず。まだ22歳と若く、スキル的にも伸びしろは大きい。

今シーズンのウォリアーズは15勝50敗、リーグ最下位に沈んだが、来シーズンはステフィン・カリーとクレイ・トンプソンの『スプラッシュ・ブラザーズ』が揃い、ドレイモンド・グリーン、アンドリュー・ウィギンズが中心となり、西カンファレンスの優勝候補へと再び浮上する。ベンダーが再契約となれば、ケボン・ルーニーの控えとして選手層を強化することになるだろう。

ウォリアーズが再びベンダーにチャンス与えるかどうか、オフの動きに注目したい。