アンドレ・ロバーソン

2018年1月末から欠場中

NBAは、フロリダ州オーランドのディズニーリゾートで2019-20シーズンを再開することを決断した。各チームは今後、トレーニングキャンプを行ったのちにオーランドに集結し、7月末からの公式戦に備える予定だ。

新型コロナウイルスの影響による長期間のシーズン中断はデメリットの方が大きかったが、ケガを抱えていた選手は回復期間にあてることができた。その恩恵を受けた一人が、サンダーのアンドレ・ロバーソンだ。

ロバーソンは、2018年1月28日に行われたピストンズ戦で左膝膝蓋腱断裂という重傷を負い、それから2年以上リハビリを続けている。なかなか実戦復帰の目処が立っていなかったが、ようやくコートに立てる可能性が出てきた。

サンダーのサム・プレスティGMは、ロバーソンがシーズン再開後に復帰する可能性について、こうコメントした。「この時間がドレにとってはプラスに働いた。彼のコンディションは良好だ。復帰については期待しているが、次の段階を踏まないといけない」

プレスティによれば、ロバーソンはまだ接触ありの練習には参加できていないとのことで、実戦復帰に向けて超えなければいけないハードルは多い。それでも、キャンプからチーム練習に加わりコンディションを上げられれば、復帰の可能性も出てくる。

高いディフェンス能力で2年目からサンダーの先発に定着したロバーソンは、2016-17シーズンのオールディフェンシブ2ndチームに選ばれた。今シーズンのサンダーは、開幕前の時点ではプレーオフ圏外に低迷すると予想されたが、西カンファレンスの5位に躍進し周囲を驚かせている。

復帰できたとしても出場時間や役割に制限が設けられるだろうが、これからプレーオフを迎えるにあたりロバーソンの守備が加わるのは大きい。2年半ぶりにNBAのコートに戻ってくることができるかどうか、続報を待ちたい。