HIU ZEROCKETS.EXE

東京港区と福岡を拠点とする『HIU ZEROCKETS.EXE』

3×3のプロチーム『HIU ZEROCKETS.EXE』が、オンラインでのチーム創設会見を実施した。

チーム創設の旗振り役を務めたのは『ホリエモン』こと堀江貴文で、『ホリエモン祭』を運営するワッショイエンタテイメント株式会社がオーナー企業となる。オンラインサロン『HIU』(堀江貴文イノベーション大学校)から募集したボランティアスタッフのみによる『人件費ゼロ』の運営で、スタッフはすべて本業を持っているが、36名と大人数にすることで負荷を分散していく。エンターテインメントチームの『Astronauts』とトレーナーチームの『mechanicrew』も試合以外はオンラインで、という型破りな活動形態となる。

佐藤マクファーレン優樹、秦啓太、宮田直輝、ファフォナ・ママドゥ、香東博也の5選手と契約。東京サンレーヴスでのプレー経験のある佐藤を筆頭に、選手たちは「プレーオフに進出したい。そこが最低限の目標」と口を揃える。

もっとも、参戦するはずだった3×3.EXE PREMIERは、新型コロナウイルスの影響で5月と6月の大会がすべて延期となり、7月以降の開催も未定となっている。選手たちもチーム立ち上げ早々から練習ができていない。それでも柏井茂達代表は「絶対にあきらめない強い気持ちで、リーグ、スポーツ界全体を盛り上げるよう尽力していく」と語る。

堀江貴文オーナーはチーム運営への関わり方について「ほとんど僕は何も考えず、こんなのやろうよと言い、変な方向に行った時に違うんじゃないの、と言うだけです。メンバーが面白いことを考えて、それを僕は応援する立場を取ろうと思います」と語る。

「これまでのスポーツチームは運営会社とサポーターの間に距離がある。3×3のチームであれば小規模な予算でできるし、実験的なこれまでにない運営形態も可能で、お話をいただいた時にHIUでやれば面白いと感じたし、すぐにやりたい人が集まってきた。多種多様な働き方、副業というよりは複数の仕事を掛け持ちする生き方も面白いと思う。それが3人制バスケだとやりやすい。ミニマムで運営できるので実験がしやすい。そこが良いと思います」

今後、東京港区と福岡の2都市を活動拠点としてチームを運営していく。柏井代表が「時代を引っ張っていけるように頑張りたい」と語ったように、全く新しい形態を取る3×3チームが新たな時代を切り開いていけるかに注目したい。