ドウェイン・ウェイド

つい発してしまった言葉を飲み込まない度量の大きさ

元NBA選手のドウェイン・ウェイドは、ヒート時代のチームメートだったノリス・コールに大きな『プレゼント』を渡したことがある。そのプレゼントは決してウェイドが望んで贈ったものではなかったが、この話を知る仲間たちの間で笑い話になっている。

2011年のドラフト全体28位でブルズから指名されたノリス・コールは、ドラフト後のトレードでヒートに加入し、ロールプレーヤーとして2012年と2013年の連覇に貢献した。

ポッドキャスト番組にウェイドらと出演したコールは、「昔こんなことがあった。ドウェインが『もしハーフコートからシュートを決めたら、遠征後に俺のポルシェの鍵をやるよ』と言ったんだ。覚えているよね?」と言うとウェイドらは大爆笑した。というのも、コールは本当にハーフラインからシュートを成功させ、見事にポルシェをゲットしたという。

コールはNBAキャリア6年で平均7.0得点、2.0リバウンド、2.7アシストを記録した。試合でも過去にハーフコートショットを決めた経験がある選手で、もともと得意だった可能性がある。口は災いの元というが吐いた唾を飲まないところは、さすがスーパースターのウェイドだ。