ラメロ・ボール

今シーズンはポイントガードが固定できず苦戦

新型コロナウイルスの影響を受け、2020年のNBAドラフトの日程は従来の6月下旬から後ろ倒しになることが確実となっている。それでもボールファミリーの三男、ラメロ・ボールがドラフトの注目株であることに変わりはない。

ペリカンズでプレーする兄のロンゾ・ボール、そしてメディアに何かと話題を提供する父ラバー・ボールの知名度によるところもあるが、ラメロは兄弟の中でも図抜けた才能を持つ選手として、早くから注目されてきた。

ラメロは、昨シーズンにオーストラリアのイラワラ・ホークスでプレー。リーグ史上最年少でトリプル・ダブルを達成したばかりか、足のケガでシーズン終了となるまでに12試合に出場して平均17.0得点、7.6リバウンド、6.8アシストというスタッツを残した。

今年の上位指名候補に挙がるラメロに関心を持つチームとして、ウィザーズの名前が挙がっている。『NBC Sports』によれば、オーストラリアのスカウトにラメロのチェックを依頼していたという。

ウィザーズのガードには、ブラッドリー・ビールとジョン・ウォールという不動の2人がいるものの、彼らは2022年のオフにフリーエージェントになる権利を保持している。両選手ともに今が全盛期の年齢で、ウィザーズは数年後の世代交代を考え、今年のドラフトでガードを指名する可能性がある。

特にウォールは2018年の12月からアキレス腱の負傷によりプレーできていない。今シーズンはアイザイア・トーマス、イシュ・スミス、シャバズ・ネイピアーを起用しているが、ポイントガードが安定しないためにチームのパフォーマンスにも波があり、八村塁にトーマス・ブライアント、ダービス・ベルターンスと若手が期待以上の活躍をしているにもかかわらず、チームはプレーオフ圏内に入れずにいる。

ウィザーズがドラフト注目株のロメロを獲得できる上位指名権を得られる可能性は決して高くない。それでもラバー・ボールがチームに介入するのを嫌うクラブは彼の指名を避けるかもしれず、チャンスはある。ビールとウォールの2枚看板にラメロを加えたガード陣となれば、今シーズンよりも格段に安定するどころか、NBAでも屈指の力を持つことになる。

ウィザーズがラメロの指名をどこまで本気で考えているのか、続報を待ちたい。