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ハワードと6シーズンをともに過ごし、理解力に自信

6月21日、ホーネッツはホークスとのトレードでセンターのドワイト・ハワードを獲得した。このオペレーションについて、指揮官のスティーブ・クリフォードは「私はハワードが支配的な力を見せ、再びNBAオールスターに選ばれるよう手助けができる」と自信満々に語った。

クリフォードとハワードは2007年から2012年のマジック、2012年から13年のレイカーズ時代にアシスタントコーチと選手という立場で共闘している。ハワードへの理解に自信を持っているのはそのためだ。

ハワードはこれまで8度オールスターに出場し、5度のオールNBAファーストチーム、3度の最優秀守備選手賞を受賞するなど、人気と実力を兼ね備えた選手だった。だが2012年にレイカーズに移籍して以降、個人のスタッツに反してチームを勝利に導くことができず、徐々にそのパフォーマンスも下降していった。またここ5年間で11のフレグラントファウル、6度の退場処分を受けるなど精神的な脆さが目立ち、『問題児』のレッテルも貼られるようになった。

それでもクリフォードは「彼は知性とユーモアを持っていて、ホーネッツにうまくフィットするだろう。全盛期のような動きとまでは言わないが、強固な守備力をチームにもたらす」とハワードの再生に自信を持っている。

良き理解者であるヘッドコーチの下で、ハワードは再び輝きを取り戻し、チームを向上させることができるか。ホーネッツがこの諸刃の剣をうまく使いこなせれば、一気にステップアップしてプレーオフに進出することも決して難しくはないはずだ。