川崎ブレイブサンダーズがファン感謝祭を開催、ブースターと直に触れ合って今シーズンの感謝を伝える

2017/06/11
Bリーグ&国内
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文・写真=丸山素行

川崎市からスポーツ特別賞を送られたファジーカス

昨日、Bリーグ初年度を準優勝で終えた川崎ブレイブサンダーズのファン感謝祭が開催された。

「元気ですかー!」と、登場した篠山竜青の開会宣言で感謝祭はスタート。「短い時間ですが、最初からテンション上げて頑張っていきましょう」と集まったファンを盛り上げた。

最初に行われたのは、川崎市長を務める福田紀彦によるスポーツ特別賞の贈呈。その栄誉を受けたのはBリーグ初代MVPに輝いたニック・ファジーカスだ。2位以下をぶっちぎる1試合平均27.1得点を記録し、Bリーグ得点王にもなったファジーカスは「この賞をいただいて光栄です。皆さんのサポートが大きかったです、ありがとうございました」と喜びを語った。

表彰終了後、選手がいつも試合前に行っているアップを参加者が体験。準備体操を終えたところでチーム対抗のフリースロー対決が行われた。プロ選手がリバウンドをして、中にはシュートの仕方をレクチャーしてもらう人もいるなど、和やかなムードながらも真剣勝負が繰り広げられた。シュートが届かない子供を抱っこしてシュートを決めさせてあげる場面も見られ、老若男女問わず選手との触れ合いを楽しんだ。

長谷川「リバウンドは僕たちがやるので、どんどん打ってください」 野本「……」
しれっとフリースロー対決に参加する北ヘッドコーチ。現役時の面影はなく4本打って成功なしの結果に……。

フリースロー対決に続いて行われたのが『台乗り対決』。より多くの人が台の上に乗ったチームが勝ちという明快なルールの下、選手との団結力、そして密着率が求められた。

ファジーカスに群がるファンの方々。そう、密着率が勝負の鍵を握るのです。
肩車は反則ですが、肩の上は大丈夫です。『ミスター肩幅』こと鎌田選手がその本領を発揮。

その後はサイン会が行われ、お目当ての選手のサインをゲットしようと各選手の前には長蛇の列が出来上がった。それと並行して行われたのが、佐藤賢次アシスタントコーチによる『戦術講座』。実際の試合映像を見ながらピック&ロールを中心に戦術を説明した。オフェンスだけでなく、相手チームのディフェンスの対応まで事細かに説明し、川崎の強さの秘密を大公開した。

質疑応答の時間に、ピック&ロールについてではなく「ファイナルの敗因」を質問された際には、佐藤コーチもさすがに苦笑い。参加したファンは積極的に質問を投げかけ、一つ上の観戦スキルを学び満足の様子だった。

引退のジュフ磨々道、涙のスピーチ

イベントの最後には、今シーズンを戦った一人ひとりがファンの前で挨拶をした。

北卓也ヘッドコーチは「今シーズンのご支援ありがとうございました。皆さんの後押し、会場での一体感を感じうれしかったです。チームの課題が見えたので、もっと来シーズンは魅力あるチームを目指していきますので引き続き応援よろしくお願いします」と今シーズンの感謝とともに、来シーズンへの抱負を述べた。

退団が決まっている晴山ケビンは「自分はアーリーエントリーで2年間川崎にお世話になりました。来年以降は打倒川崎で頑張るのでこれからもよろしくお願いします」とコメント。

京都ハンナリーズへの移籍が発表されたばかりの永吉佑也は、何度も声を詰まらせながらこうコメント。「今日が川崎での最後の時間でした。僕もまだ若いので送り出してくれるとうれしいです。京都になりまして遠いですが、応援してくれるとうれしいです。本当に激しく楽しい時間だったと思います、ありがとうございました」

また今シーズン限りでの引退を発表したジュフ磨々道は、永吉同様に感情を抑えられず、涙を浮かべながら『日本語で』別れの挨拶をした。「皆さんこんにちは。14歳からバスケットを始めました。5年間で優勝3回、ファイナルに4回行けました。このチームには弟のような選手がたくさんいて、北さんがお父さんでお母さんはいないです。チームメート、スタッフ、ファン、この家族は面白いです。ファンは大好き、本当に大好き。遠いところまで見に来てくれてありがとうございます」

磨々道をみんなで胴上げ。長い間お疲れさまでした。

最後は栗原貴宏が「準優勝で悔しい結果でしたが、来シーズンはチーム一丸となって戦っていきましょう。開幕戦でまた会いましょう」と締め、感謝祭は終了。今シーズン背中をずっと押してくれたファンとの交流を終え、選手たちは束の間の休息を迎える。