写真=高村初美

「結果が出なかったことについて、責任はすべて自分に」

広島ドラゴンフライズは今日、佐古賢一ヘッドコーチの退任を発表した。

B1昇格を目標に掲げてシーズンを戦ったが、ライバルの島根スサノオマジックを上回ることができず、ストレートインでの昇格は果たせず。28日の入れ替え戦に勝てば昇格だったが、横浜ビー・コルセアーズに完敗を喫し、来シーズンもB2で戦うことになった。

今回の佐古ヘッドコーチの退任は、昇格を逃した責任を取った形。日本を代表するスタープレーヤーだった佐古が指導者に転身し、チーム創設からの3シーズン、チームの指揮を執ってきたが、ここで一区切りつけることとなった。

佐古は退任にあたり、次のようなメッセージを寄せている。

「今季のチームは私が好きに作ったチームで、思い通りにやらせていただきました。選手は全力を出してくれたと思っており、結果が出なかったことについて、責任はすべて自分にあると思います。自分の力不足で、入替戦に勝つことができませんでした」

「私にとって、この3年間は最高の3年間でした。広島という土地は選手を後押しし、パワーを与える県民性を持つ最高の場所です。ドラゴンフライズには日本のトップレベルに近づいている選手も増え、B.LEAGUE 屈指のクラブになる可能性を感じています。これからも広島ドラゴンフライズを応援していただき、支えていただき、叱咤激励いただければ、自分としてこの3年間、いろんなものを犠牲にして戦ってきた甲斐があります」

「これからも広島ドラゴンフライズをよろしくお願いします。本当にありがとうございました」