文=丸山素行 写真=B.LEAGUE

昨日、『B.LEAGUE AWARD SHOW』が開催され、各賞が発表された。レギュラーシーズンベスト5に選ばれたのは富樫勇樹(千葉ジェッツ)、田中大貴(アルバルク東京)、比江島慎と金丸晃輔(シーホース三河)、ニック・ファジーカス(川崎ブレイブサンダース)。このうちファジーカスがレギュラーシーズン最優秀選手賞(MVP)に選ばれた。

「最高の気分です。この4人と一緒にこの舞台に立つことが素晴らしいです。MVPに選ばれたことは本当に光栄で、うれしく思います」と、トロフィーを手に喜びを語ったファジーカス。授賞式を終えての取材では、チーム練習の前後に日々個人練習を重ねていることを活躍の要因に挙げ、毎日のように行われる、終わりの見えない個人練習に付き合ってくれるスタッフに感謝の言葉を送った。

その他の各賞は以下の通り。

得点王 ニック・ファジーカス(川崎ブレイブサンダース)
アシスト王 宇都直輝(富山グラウジーズ)
リバウンド王 ライアン・ロシター(栃木ブレックス)
スティール王 広瀬健太(サンロッカーズ渋谷) 
ブロック王 ジョシュ・ハレルソン(大阪エヴェッサ)
ベスト3P成功率賞  金丸晃輔(シーホース三河)
ベストFT成功率賞 金丸晃輔(シーホース三河)
ベスト6thマン タイラー・ストーン(千葉ジェッツ)
新人賞 ベンドラメ礼生(サンロッカーズ渋谷) 
ベストディフェンダー賞 遠藤祐亮(栃木ブレックス) 
タフショット賞 川村卓也(横浜ビー・コルセアーズ)
最優秀ヘッドコーチ賞 トーマス・ウィスマン(栃木ブレックス)
最優秀審判賞 加藤誉樹
イケメン選手賞 宇都直輝(富山グラウジーズ)
クール&セクシー選手賞 城宝匡史 (富山グラウジーズ)
ユーモア選手賞 比留木謙司 (富山グラウジーズ)
BREAK THE BOADER賞 川淵三郎

リーダースを含む個人3冠に輝いた金丸は、登壇した際に趣味である『釣り』の話を司会者に突っ込まれ、式後に「恥ずかしいですよ、ここで釣りの話をするのは」と語った。それでも「これで一段落ついたので、次(釣り)のシーズンも頑張りたいと思います」と笑いを誘った。

この『B.LEAGUE AWARD SHOW』をもって、Bリーグ初年度の日程はすべて終了。60試合という長いレギュラーシーズンに加え、チャンピオンシップや残留プレーオフ、そして地域密着活動などファンや地域に対して様々な取り組みを行い、心身ともにハードな1年を過ごした選手たちは、しばしの休息期間に入る。

大幅増となった観客数にも表れているように、Bリーグの発足によってバスケットボールの注目度は確実に上がった。それでも、まだ向上の余地、改善すべき点はいくらでも挙げられる。1年目を終えたばかりのBリーグの、今後のさらなる発展にこれからも期待したい。