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第2戦は最大で50点差を付けられ完敗

セルティックスが挽回を期して臨んだキャバリアーズとの東カンファレンス決勝第2戦は、前半終了時点でプレーオフ史上最多となる41点差(31-72)を付けられた。そして、第4クォーター序盤までに最大で50点ビハインド(60-110)という圧倒的な実力差を見せつけられ、東カンファレンス1位のセルティックスは2連敗を喫した。

まさに何もさせてもらえなかったセルティックスは、敵地での第3戦から巻き返しを図りたいところだが、エースのアイザイア・トーマスがシーズン終了の危機を迎えている。

トーマスは右股関節に張りを訴え、第2戦の後半を通してプレーしなかった。『The Vertical』によれば、トーマスの負傷は軽いものではなく、最悪の場合、第3戦以降を全休する可能性もあるという。

本当に深刻な状態でなくても、もはやキャブズの一方的なシリーズに強行出場すべきでないとの考え方もある。本人は、プレーオフ開幕前日に交通事故で他界した妹の鎮魂のためにと出場を続けているが、無理は禁物だ。

仮にトーマスが負傷により今シーズン終了となれば、もはやセルティックスに反撃する力は残されていない。

昨年のNBAファイナル第5戦からプレーオフで無敗のキャブズは、プレーオフ13連勝をマークし、1988-89シーズンのレイカーズが樹立した歴代1位記録に並んだ。21日に本拠地クイックン・ローンズ・アリーナで行なわれる第3戦に勝てば、新記録誕生となる。

まだキャブズの3年連続ファイナル進出が確定したわけではないものの、トーマスがプレーできないのであれば、奇跡の逆転劇が起こる確率は、限りなくゼロに近い。