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シリーズに関係ない話を『流石の一声』でシャットアウト

ジャズとの西カンファレンス準決勝 第3戦のためジャズの地元ソルトレイクシティーに移動したウォリアーズ。アンドレ・イグダーラ、マット・バーンズから端を欲した『ナイトライフ』論争に、クレイ・トンプソンが参戦した。

ソルトレイクシティーには遊び場が少なく、ウォリアーズの選手たちがロードゲーム終了後に気分転換する場所がないと発言し、ジャズの選手は「だったらラスベガスに行け」と反論。ジャズは『ナイトライフ』Tシャツを製作する悪ノリに出て、事態は混沌としていた。

メディアにとって格好のネタでもあるこの論争について、ジャズ本拠地ビビント・スマート・ホームアリーナでの練習後コメントを求められたトンプソンは、「僕は試合の前日に酒を飲もうとは思わないよ。評判の良いレストランはあるから、美味しい食事を楽しむことはできる」と素っ気なく返答。記者たちはイグダーラやバーンズのようにソルトレイクシティーを小馬鹿にする発言を求めていたのだろうが、くだらない言い争いに巻き込まれたくはないトンプソンは、その矛先をジャズではなく、違う方向に向けた。

「宿泊しているホテルの隣には映画館があるから、僕は映画でも見に行くさ。まあ、何かしらやることは見つかるものだよ。つまらない人間だけが退屈に感じるものさ」

受け取り方によってはイグダーラやバーンズを批判しているようにも聞こえる発言だが、バスケットボール以外の話題で大事なシリーズを邪魔されたくはないのだろう。

シュート1本で勝負を決める『スプラッシュ・ブラザーズ』の一声により、この論争にも終止符が打たれるかもしれない。