バックコートコンビが全開のウィザーズ、ホークスとの死闘を制し第1ラウンド突破に王手

2017/04/27
NBA&海外
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写真=Getty Images

実力伯仲の両チーム、第3クォーターを終え4点差の接戦

2勝2敗のタイで迎えたウィザーズ(東4位)とホークス(東5位)のプレーオフ第5戦。

ウィザーズはブラッドリー・ビールが14得点、ジョン・ウォールが9得点7アシストを挙げ、ホークスはデニス・シュローダーが16得点4アシスト、ポール・ミルサップが9得点を挙げ、それぞれ主力が力を発揮し、50-49とウィザーズがわずかに1点をリードして前半を終えた。

後半が始まるとウォールのゲームメイクに引っ張られ、ウィザーズがリードを広げていく。ウォールは素早いトランジションから、オット・ポーターの3ポイントシュートを連続でアシストし、その後も高速ペネトレイトからアシストを重ねる。残り7分28秒には相手のミスを見逃さずに自ら3ポイントシュートを沈め、69-58とリードを11点に広げた。

だが勢いに乗ったのも束の間、スティールしかけたボールが不運にもホークスの手に渡ると、ノーマークになったティム・ハーダウェイJr.に3ポイントシュートを沈められて流れを切られる。さらにこれで落ち着いたホークスがインサイドとフリースローで追い上げ、残り5分5秒で69-69の同点に追いついた。

それでもフリースローで加点し、ウォールの豪快なダンクで主導権を渡さなかったウィザーズが83-79とリードして最終クォーターを迎えた。

チームに勢いをもたらしたジェニングス

最終スコアは103-99でウィザーズが勝利している。結果論にはなるが、ウォール、シュローダーと正ポイントガードを休ませている時間帯の出来が勝負を分けた。

ウォールのバックアップを務めるブランドン・ジェニングスがホセ・カルデロンの切り返しを狙いすましてスティール、そのままワンマン速攻を決めた。直後のオフェンスポゼッションでも巧みなドリブルワークからボヤン・ボグダノビッチのシュートをアシストしている。

この2分半で90-83とリードを広げたウィザーズが主導権を掌握。ホークスはタイムアウトを取り、シュローダーをコートに戻した。

ウィザーズもウォールをコートに戻し最終決戦を迎える。ウィザーズは終盤にきてディフェンスの集中力が一段と増す。1対1のディフェンスで簡単に抜かせないことでズレを作らせず、ホークスはオフェンスの再セットを余儀なくされる。そしてショットクロックが少なくなり、強引に持ち込んだシュートはブロックの餌食となった。

残り1分9秒、シュローダーに3ポイントシュートを決められ2点差に詰め寄られるも、直後のオフェンスでウォールがジャンプショットを落ち着いて決め返し、再び2ポゼッション差に。このシュートが決勝点となり、第4クォーターのリードを保ち続けたウィザーズがホークスを退けた。

ウォールが20得点14アシストのダブル・ダブルを記録。チームハイの27得点を挙げたビールは得点だけでなく、3スティール3ブロックと守備でも活躍が目立った。

敗れたホークスはシュローダーがゲームハイの29得点11アシスト、ポール・ミルサップが21得点11リバウンドと2人がダブル・ダブルの活躍を見せるも、わずかな差で勝利を手にすることができなかった。

これでウィザーズが第1ラウンド突破へ王手をかけた。ここまでホームコートアドバンテージを生かし、ホームのチームがすべて勝利する結果となっている。第6戦はホークスのホームで行われるため、ホークスは並々ならぬ気合いで試合に臨むだろう。ウィザーズが第1ラウンドを突破するか、それともホークスが7戦目に持ち込むか注目が集まる。