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コービーとMJを合わせても及ばない月間MVP回数

NBAは2017年2月の月間最優秀選手賞を発表し、東カンファレンスからは、2月の試合で平均25.9得点、7.2リバウンド、10.6アシストを記録し、キャバリアーズを9勝2敗に導いたレブロン・ジェームズが選出された。

スタッツとチームの戦績を考えても当然の受賞なのだが、いつからか、レブロンがリーグの月間最優秀選手賞を受賞しても誰も驚かなくなった。当然のこととして聞き流してしまうファンやメディアも少なくないだろう。

だが、次の事実を知れば、あらためてレブロンの規格外のすごさが伝わるはずだ。

彼の月間MVP受賞は34回目。14年のキャリアを通じ、最大でも受賞の機会が80回しかない中、なんと脅威の42.5%の受賞率を誇る。

昨シーズン限りで現役を引退したコービー・ブライアントは16回、『神様』ことマイケル・ジョーダンでさえも16回。NBAのレジェンドである2人を合わせても、レブロンの受賞回数には届かない。

ちなみにケビン・デュラントは現在までに14回受賞しているため、あと数年のうちにコービーとジョーダンに並ぶだろう。

レブロンの驚異的な受賞率は、彼がどれだけ東カンファレンスを牛耳っているかの証でもある。まだ選手として脂がのっている32歳だけに、『キング』の時代は最低でもあと数年は続きそうだ。

オールスター2003で共演するコービーとジョーダン。2人を足しても32回の受賞にとどまることから、レブロンの記録がどれだけ突出しているかが分かる。