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ポルジンギスとアイバーソンには『意外な共通点』が

1月12日にマディソン・スクエア・ガーデンで行なわれたブルズvsニックスの試合に、昨年秋にバスケットボール殿堂入りを果たした『The Answer』ことアレン・アイバーソンが観戦に訪れた。

アイバーソンは現役時代にナゲッツで一緒にプレーした弟分カーメロ・アンソニーと再会。デリック・ローズともコートでハグを交わし会話する姿が見られた。ひときわ話題になっているのは、アイバーソンが試合後に会場内の廊下でクリスタプス・ポルジンギスと交流した場面だ。

ポルジンギスはアキレス腱の負傷でこのブルズ戦を欠場したが、アイバーソンは「いいか、君は正しい方向に進んでいる。すべて正しいことをしているから大丈夫だ。お前のプレーを見るのが大好きなんだよ」と声をかけ、がっちりと握手。動画を見ると、お世辞ではなく本当にポルジンギスのプレーを称えているのが伝わってくるほど、その言葉には気持ちが込められている。

ラトビア出身のポルジンギスは、NBA2年目の今シーズン、ニックスの中心選手としてステップアップ。負傷により昨年末からしばしば欠場しているが、チームのプレーオフ進出に欠かせない戦力として期待されている。

そんなポルジンギスとアイバーソンには、ある意外な『共通点』が存在する。

ポルジンギスは10歳から13歳まで髪型をコーンロウにしていたことをNBA入り後に明かしている。コーンロウと言えば、1990年代後半からNBAにヒップホップ・カルチャーを浸透させたアイバーソンの代名詞的ヘアースタイル。1995年生まれのポルジンギスが思春期にNBAカルチャーから受けた影響の大きさを表す一枚とも言える。

わずかな会話ではあったものの、レジェンドの薫陶を受けたポルジンギスのさらなる進化に期待したい。