昨シーズンまで4年間レイカーズでプレーしていたロバート・サクレがサンロッカーズ渋谷に入団、インサイドの強化を図る

2017/01/12
Bリーグ&国内
112

文=丸山素行 写真=鈴木栄一、Getty Images

「リバウンド」、「強運」、「サクレダンス」に期待

本日、サンロッカーズ渋谷がロバート・サクレの入団会見を開いた。SR渋谷は現在14勝13敗で中地区3位に位置している。B1全18チーム中、勝率では9位。波に乗り切れない理由の一つとして、柱となるインサイドプレーヤーがいないことが以前から問題視されていた。

リーグ中断期間を活用してチームは新戦力の獲得に乗り出し、サクレに白羽の矢が立った。サクレは213cm118kgのセンタープレーヤーで、2012年から4年間、NBAのレイカーズでプレーした。昨シーズンは1試合平均12.8分のプレータイムを得た『バリバリのNBAプレーヤー』で、3.5得点、2.9リバウンド、0.4ブロックを記録している。

クラブの代表を務める岡博章は、サクレに対し3つの期待を挙げた。

1つ目は「リバウンドでセカンドチャンスを相手に与えないこと」。また、これまではインサイドがウイークポイントになっていてオフェンス面でも他の選手のプレーの幅が狭まっていたが、サクレの加入で良くなると付け足した。

2つ目は「運の強さ」だ。この「運の強さ」を象徴するエピソードとしてレイカーズ時代の一戦を紹介した。選手のケガや6ファウルで選手が退場となり、プレーヤーが5人だけになってしまった。その後サクレも6個目のファウルを犯し、退場となるはずだったが、「常にコート上に5人の選手がいなければならない」というNBAのルールに助けられ、そのまま試合を続行し勝利に貢献。この強運に期待したいと話した。

最後は「サクレダンス」だ。ベンチでも明るくチームを鼓舞することで知られているサクレは、選手の好プレーに対し大きなリアクションをする。その様子は「サクレダンス」と呼ばれファンに喜ばれていた。渋谷でもそのキャラクターでファンを喜ばせてほしいと期待を寄せた。

コービー・ブライアントの現役ラスト4年間をともに過ごしたサクレ。コービー仕込みの『勝者のメンタリティ』を是非ともBリーグで発揮してもらいたいものだ。

18日の川崎戦デビューを目指す

サクレは新天地となるSR渋谷についてこう語る。「若い選手とベテランの選手のコンビネーションが良い。その中でコーチングスタイルも気に入っている。このチームには無限の可能性があると信じているので、しっかり頑張りたい」

自身の強みを質問されると「体格を生かしたディフェンス」と答えた。「体のサイズを生かしたプレーが特長で、特にディフェンスの強い選手だと思っている、それを生かしてオールラウンドに活躍したい」

まだ登録手続きは終わっていないということだが、リーグ再開となる1月18日の川崎ブレイブサンダース戦出場に向けて準備を進めており、ホームデビュー戦は21日の仙台89ERS戦になる見通しだ。

またサクレの会見後には特別指定選手として入団した筑波大学3年の杉浦佑成も登場した。

杉浦はU-16、U-18日本代表、ユニバーシアード代表に選出された経歴を持ち、先日行われた『オールジャパン2017』ではアルバルク東京を相手にゲームハイの28得点を挙げ、その力を見せつけた。

ユニフォーム姿で登壇した杉浦は「学生ということでチームでは一番年下ですが、臆することなく誠意プレーしてチームに貢献したい」と意気込む。特別指定選手としての入団するほとんどのケースは大学4年生。3年生の杉浦でこの制度を利用した理由については「以前からどこか声がかかれば挑戦してみたい気持ちがあった」と前置きし、「自分が成長するため」と説明した。

「オールジャパンが終わってトーナメントまで時間があるので、その期間を自分が成長するためにどう過ごすかと考えた時に、自分にとってプラスになることだと思ったからです」

元NBAプレーヤーのサクレ、大学屈指のプレーヤー杉浦が加わったSR渋谷。弱点をストロングポイントに変え、フレッシュな戦力を獲得し後半戦での上位進出を狙う。

サクレと杉浦のツーショット。二人の新戦力はSR渋谷の起爆剤となれるか。