「天皇杯を初めて制したプロクラブ」となった千葉ジェッツ、初タイトルを祝う祝勝会に潜入!

2017/01/09
Bリーグ&国内
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文=鈴木健一郎 写真=鈴木栄一

「プロチームの優勝は初めて、これはジェッツらしい」

『オールジャパン2017』を制した千葉ジェッツは、都内で祝勝会を行った。ごく内輪の会で参加者は多くなかったが、それだけにアットホームな雰囲気の中で勝利の美酒を存分に味わうことができた。石井講祐による乾杯で祝勝会はスタート。選手とスタッフ、そして日頃からチームを支える人たちが優勝の喜びやこれまでの苦労を語り合っては笑い、タイトルの喜びを嚙みしめた。

選手やスタッフを称え、周囲のサポートに感謝したクラブ代表、島田慎二の挨拶を紹介したい。

「千葉ジェッツがわずか6年でここまで成長して、企業チームも含めて打ちのめすことができたのは感無量です。これも選手やチームスタッフが頑張ったのはもちろんですが、優勝するとしたら総合力が付かないとできないと思っていました。観客が多い、良い選手が揃っている、良いコーチングスタッフがいる、経営もしっかりしている……。さらにいろんなサポートもあって、それで優勝できると信じて一つひとつやってきました。まだ道の半ばだと思っていましたが、チームが頑張って優勝してくれました」

「天皇杯92年の歴史の中で、プロチームが優勝したのは初めて。これはジェッツらしいなと思います。今までは私もバスケット界で生意気なことを言って、アジャストしようとやってきて、成績が付いてこなくて苦労したこともありましたが、たった6年でチャンピオンになれて、苦労はすべて忘れました」

「今後はリーグ優勝、2冠に向けて緩むことなく、バスケット界を引っ張っていけるビッグクラブになれるように私も頑張っていきますし、チームとともに戦っていきたいと思います」

「こういう雰囲気を作ってくれた今日来ていただいた皆さん、ここにはいらっしゃいませんがブースターの方々、メディアの皆さま、チアのみんなと選手とスタッフ、みんなの力があって今日の栄冠を勝ち取れたと思います。引き続き頑張ります」

クラブ創設、2011年のbjリーグ参入からチームは様々な困難に見舞われた。NBL時代には20連敗を喫したこともある。着実な努力を積み重ね、地域密着と観客動員、そして経営の優等生にはなったが、プロクラブとして成績がついてこなかった。今日で悲願の初タイトル獲得となった。

決勝で勝利の立役者となったタイラー・ストーンによる『恒例』の万歳三唱で祝勝会はお開きに。島田代表の言葉にもあったように、これからは『追われる立場』となりマークも厳しくなるだろうが、Bリーグ初代王者を目指しての挑戦は続く。明日からまた、ひたむきにバスケットに打ち込む日常がスタートする。