マルコム・ブログトン

ベテランシューターのガリナーリも獲得と、オフェンス面を着実に強化中

セルティックスが、トレードでペイサーズからマルコム・ブログトンを獲得すると『ESPN』が報じた。一方のペイサーズは、2023年ドラフト1巡指名権、ダニエル・タイス、アーロン・スミス、ニック・スタウスカス、マリク・フィッツ、ジュワン・モーガンを交換で獲得する。

昨シーズンはファイナルに進出したもののウォリアーズに2勝4敗で敗れたセルティックスは、ジェイソン・テイタム、ジェイレン・ブラウンとリーグ屈指のウイングコンビを有するなどタレント豊富だが、数少ない補強ポイントの一つが個人での打開力に優れた得点力のあるガードの補強だった。マーカス・スマートは傑出したディフェンス能力の持ち主だが、オフェンスで試合の流れを変えるには物足りない部分があった。

その点、ブログトンは昨シーズンは36試合出場に留まったものの、1試合平均19.1得点、5.9アシストを挙げ、2020-21シーズンには56試合出場で21.2得点、5.9アシストを記録したように、故障が多いのは懸念材料だがプレーメーカーとしての実績は申し分ない。また、昨シーズンのプレーオフでローテーション入りしていた主力を一人も放出することなく、これだけの大物を獲得できたのは大きい。

さらにセルティックスは、ダニーロ・ガリナーリとも契約合意に達したと伝えられている。先日、ガリナーリはトレードでホークスからスパーズに移籍したが、すぐに放出されていた。33歳のベテランは、昨シーズン66試合出場で11.7得点、3ポイントシュート成功率38.1%と記録するなど計算できるシューターだ。

一方、ペイサーズは昨シーズン途中にキングスとのトレードで獲得したタイリース・ハリバートンをエースガードに据えている。また、ドラフト全体6位でベネディクト・マスリンを指名しており、今回のブログトン放出でチームの若返りを加速させることになる。