菊地祥平

「年齢的にも新しいチャレンジをする事は勇気が必要で大変悩みました」

アルバルク東京は今日、NBL時代から9シーズン在籍した菊地祥平との契約が6月30日をもって満了となり、自由交渉選手リストに公示したことを発表した。

この夏に38歳になる菊地は、191cm91kgのスモールフォワード。2013-14シーズンにA東京に加入して以降、主力としてチームを牽引してきた。フィジカルの強さと粘り強さを生かしたディフェンス、試合の流れを作り出すしたたかなバスケットIQを持ち合わせていて、指揮官からも絶対的な信頼を得て、馬場雄大など勢いのある若手がいながらも先発を任されていた。昨シーズンも出場した54試合中46試合で先発を務めていたが、今シーズンは家庭の事情により約2カ月の間クラブから離れていたこともあり24試合の出場に留まった。

菊地はクラブを通じて、「2021-22シーズンをもってアルバルク東京を退団する事になりました。思い返してみれば、2013年にまだグリーンカラーだったトヨタ自動車アルバルク東京に移籍してきてから長いようであっという間の9年間でした」とコメントを発表し、こう続けている。

「Bリーグ開幕戦やキャリア初のリーグ優勝、連覇、アジアチャンピオンズカップ優勝など、本当に様々な思い出が昨日の事のように思い出されます。もちろん輝かしい思い出だけでなく、ファイナル敗退など苦い思い出もありました。それらの悔しく辛い思いも、チームメイト、スタッフ、フロント、応援してくれているファンの方々、多くの人達に支えていただきながら一緒に乗り越えて掴めた数々の栄光は一生忘れられない思い出です!9年間、沢山の応援をありがとうございました! アルバルクで関われた方々、全ての人に感謝しています」

「年齢的にも新しいチャレンジをする事は勇気が必要で大変悩みました。ですが、自分自身のステップアップの為に、プレイヤーとしてさらに高みを目指す為に決断しました。アルバルクで学んだ沢山の事を新たなステージで活かし、試合を観に来てくれた方々にまた応援していただけるよう日々精進して参ります。これからも応援宜しくお願いします!」