マーベリックス

カーヘッドコーチも理解「試合の邪魔にならない限りは気にしない」

NBAはウォリアーズとのカンファレンスファイナル第2戦でマーベリックスの複数の選手と一人のコーチが試合中に複数回コートに入るなど、ベンチの礼儀作法に違反したため10万ドルの罰金処分を科した。

マブスはすでに同じ理由でNBAから罰金処分を2度科されており、今回が3度目。罰金はその都度倍増され、これで罰金の総額は17万5000ドルとなった。

ただ、指揮官のジェイソン・キッドは「罰金を科すのはリーグの判断だが、我々は座るつもりはない」と語り、行動をあらためる意思がないことを強調した。また、罰金は慈善団体に寄付されるため、罰金については特に問題視していないことも明かしているキッドだが、「リーグは間違ったことを心配している」と持論を展開した。

「金持ちが他の金持ちを応援する、これは社会ではありえないこと。選手がチームメートを応援することは特別なことで、それがゲームの熱狂を生むんだ。私たちは時々、間違ったことに目を向けてしまうことがあると思う。チャリティという別の良い目的に使われるから、我々が罰金を受けるのはとても良いことだと思う。でも、もう一度言うけど、僕たちは間違ったものを見ているんだ」

ウォリアーズの指揮官、スティーブ・カーも「試合の邪魔にならない限りは気にしない」と語り、キッドの意見やマブスの行動に理解を示している。「私は気にしない。ダラスのベンチがエネルギッシュで、トラッシュトークをし、それに夢中になっているのが好きだ。ファンもそういうことを見たいのだと思う。ファンは気遣いのできるチームを見たいし、エネルギーとケミストリーを見たいんだ。それが試合の妨げになるなら、それは一線を越えたときだ。コートに人が入ってボールを要求するようなことがあれば、それはやりすぎだと思う。でも、それ以外は本当に楽しいし、素晴らしいことだと思う」