町田瑠唯

3ポイントシュート2本成功を含む8得点7アシスト4リバウンドを記録

現地5月13日、町田瑠唯が所属するワシントン・ミスティクスがホームでダラス・ウィングスと対戦した。

ナターシャ・クラウドが健康安全プロトコル入りしたため、町田は10日に行われたラスベガス・エイセズ戦に続き、今試合も先発出場を果たすと、開始早々ドライブでディフェンスを引き寄せて仲間のシュートをお膳立てした。さらに続くディフェンスでチームメートがスティールすると、町田はすぐに前に走り出しアウトナンバーを作り出す。そして、ゴール下に飛び込みパスを受けるが相手ディフェンスが寄ってきたため、自ら無理にシュートを打つのではなく、冷静に外にキックアウトし、仲間の3ポイントシュートをアシストした。また、残り約7分半には、ウィングスのディフェンスの戻りが遅いことを見逃さず、バックコートからのロングパスで仲間のゴール下のシュートチャンスを作り出すなど、第1クォーターだけで4アシストをマークした。

29-19とミスティクスがリードして迎えた第2クォーターも町田はスタートから出場。残り約6分にはインサイド陣がリバウンドでティップして跳ねたボールを獲得すると、そのままアーリーオフェンスで仲間の3ポイントシュートをアシスト。ミスティクスは前半残り5分の時点で15点リード(38-23)を奪っていたが、ここから得点が停滞し、6-18と相手に走られてしまい44-41で前半を終えた。

後半も町田はスタートから出場したが、ミスティクスは開始20秒で相手に3ポイントシュートを許し同点に。その後は拮抗した時間が続いたが残り8分からの4分半で相手に0-8のランを許し、ミスティクスが追いかける展開となった。その中で町田は残り4分32秒にチームメートとの合わせから自身初得点となるゴール下のシュートを決めて相手のランを止めてみせた。

しかし、ミスティクスが主導権を握ることはできず、55-66で最終クォーターを迎える。町田は残り7分54秒にコートに送り出されると、残り約6分にはディープスリーを沈めて、チームに勢いを与える。町田は試合終了までコートに立ち続け、このクォーターだけで3ポイントシュート2本成功の6得点と2アシストをマークしたが、ミスティクスは逆転には至らず最終スコア86-94で敗れ、今シーズン初黒星を喫した。

町田は自身最長となる30分52秒の出場で3ポイントシュート3本中2本成功の8得点とシーズンハイの7アシスト、4リバウンドを記録した。試合を重ねるごとにアシスト数を伸ばしているだけに(2本、3本、4本、7本)、今後よりチームにフィットすれば、ますます町田らしいプレーが増えてくるはずだ。