クレイ・トンプソン

トンプソンはウィギンズを称賛「オールNBAに向かっている」

現地1月29日に行われたネッツvsウォリアーズの一戦は、ネッツの猛攻を受け切ったウォリアーズがリードを守り110-106で勝利した。

東西カンファレンスの上位対決に相応しい接戦となった試合は、第4クォーター後半になってもタイトな攻防が続いた。残り3分を切ってもその差はわずか1点という状況の中、ウォリアーズはクレイ・トンプソンのジャンプシュート、ステフィン・カリーのフリースロー、そしてトンプソンの3ポイントシュートで逃げ切り態勢に入ろうとするも、ネッツは残り10秒にカイリー・アービングの3ポイントシュートで再び1点差に迫った。しかし、ここでアービングがトンプソンに痛恨のファウルを犯し、ウォリアーズがフリースローで加点するチャンスを逃さずに勝利を収め、連勝を5に伸ばした。

終盤の3ポイントシュートを含む16得点のトンプソンは「ビッグショットのフィーリングは久しぶりだったから、気分が良い」と笑顔だった。ドレイモンド・グリーンが負傷により欠場中も、ウォリアーズは100ポゼッションあたりの
平均失点でリーグ1位(102.7)の数字を残している。チームディフェンスについて聞かれたトンプソンは、24得点8リバウンド3スティール2ブロックで勝利に貢献したアンドリュー・ウィギンズらの名前を挙げ、こう答えた。

「ウチにはリーチのある選手も多いし、万能性に優れる選手も、サイズのある選手も揃っている。みんなスイッチも上手だし手を抜かない。ボールに食らいつく選手が揃っている。あまり評価されていないみたいだけれど、オットー(ポーターJr.)、ルーン(ケボン・ルーニー)もディフェンスが素晴らしい。ゲイリー(ペイトン2世)はオールディフェンシブチームに選出されるべきだし、それはアンドリューも同じ。今日の彼のブロック、誰が相手でも守れる能力はすごかった」

「アンドリューは攻守両面でチームに良い影響を与えられる選手。オールNBA入りに向かっている選手だよ。3ポイントシュートを決められて、ダンクも出来て、相手のシュートを止められる。今日だって3スティールを記録しているし、本当に素晴らしい」

ウィギンズのオールスターの先発選出については異論が出ているが、本人は目の前のプレーにだけ集中していると言う。「ここまでいろいろとあって、良い時も悪い時もあった。でも今は、バスケットボールをプレーして、家に帰って子供と遊んで眠る。それだけ。周りの意見は気にならなくて、ただただプレーに集中している」